こんにちは!
講師のPoseです!
12月14日(土)の「横須賀プログラミング“夢”アカデミー」では、特別企画として「キャリアトーク」を開催しました!
今回のゲストは、株式会社プライスレスラボ 代表取締役の堀内満史さんです。
学生時代に水中探査ロボットを共同開発し、現在はプロジェクトマネジメント業やICT漁業、ICT教育に力を注いでいる堀内さん。
横須賀プログラミング“夢”アカデミーの第1期生のWeb講師も務めた経験を持ち、夢に挑む姿勢や実体験に基づいた貴重なお話を聞けました。
キャリアトーク:漁師の息子からICT漁業の旗手へ
堀内さんのキャリアトークでは、「どうやって夢を形にしたか」というテーマでお話いただきました。
その中で印象的だったのは、自身の幼少期や学生時代、IT業界での経験、会社設立に至るまでの具体的なエピソードです。
プログラミングとの出会い
1983年、北海道の厚岸町で生まれた堀内さん。
漁業一家に育ちながらも、「ITの時代が来る」という直感から情報系大学に進学し、C言語やHTML、組み込みシステムなどを学びました。
在学中に水中ドローンを共同開発した経験が、ものづくりの喜びを教えてくれたそうです。
システムエンジニアとしての経験
大学卒業後、堀内さんは独立系Slerに就職し、プログラマーからプロジェクトマネージャーまで幅広い業務を経験。
大規模プロジェクトに携わる中で、顧客との調整や開発チームの管理など、PMとしてのスキルを磨きました。
30歳を迎えた頃には本社に転勤し、大規模プロジェクトの経験を積みながら「学ぶべきことは学んだ」と感じ、会社設立を決意されたそうです。
プロジェクトマネジメントの経験と現在の活動
堀内さんは社会人時代にプロジェクトマネジメント(PM)やプロジェクトマネジメントオフィサー(PMO)の経験を豊富に積みました。
・顧客の要望を具体化・言語化し、開発計画を立てる
・開発スケジュールの調整や課題管理を行う
・開発者と顧客の橋渡し役となり、双方の意見を調整する
・開発成果物の品質を評価し、顧客の要求通りに仕上がっているかを確認する
・資料作成や会議のファシリテーション
現在のプライスレスラボでも、PMとしてのスキルを活かし、システム開発やICT漁業におけるプロジェクトの管理を行っています。
特に顧客との密なコミュニケーションを通じて、現場の課題を解決し、実現可能なシステムを構築することに注力しています。
ICT漁業への挑戦
堀内さんが会社を設立した理由のひとつが、漁業にITを活用する「ICT漁業」の研究開発で、わかめ養殖場での食害問題を解決するプロジェクトです。
安浦漁港の漁師さんからの相談を受けて、3年かけてモニタリングを行い、わかめの食害するクロダイを特定。
現在は、その解決策を試行錯誤中です。
「失敗を繰り返す中で挑戦する楽しさを実感している」と語る姿が印象的でした。
質問タイム:堀内さんへのQ&A
キャリアトークの後には、参加者からの質問に答えるQ&Aセッションが行われました!
いくつかご紹介します。
Q1. 授業でプロジェクトマネジメントを学んでいますが、チームの中に引っ込み思案の人がいてコミュニケーションが取れなくて困っています。どうしたらいいですか?
A: 「引っ込み思案な人もそうでない人も必ず何か得意なことがあります。得意なことを引き出すのはマネージャーのお仕事。見つけられたら勝ちです。お互いがお互いを光らせる環境をチームで作れるように目指しましょう。」
Q2. 概念化、言語化する際にはどのような方法を取っていますか?
A: 「まず書き出します。お客さんの言っていることをとにかく書き出す。書き出していると同じことを言っているなというところが見つかります。関連性を見つけていくうちにお客さんのやりたいことが理解できるようになってくると思います。そのように要点を見つけていくとできると思います。」
最後に
堀内さんのキャリアトークを通じて、参加者たちはプロジェクトマネジメントの重要性や、夢を形にするための具体的なヒントを得ることができました。
「挑戦する楽しさ」や「失敗から学ぶ大切さ」を学び、未来の自分に向けて大きな一歩を踏み出すきっかけになったはずです。
今後も横須賀プログラミング“夢”アカデミーは、こうした刺激的な機会を提供していきます!
次回のイベントもお楽しみに!